MC土龍のSUNSHINEレポート「土の眼」

第四回「ネオサンシャイン」 2001.1.18

 う〜ん、なになに?商業資本の回転は…おっと!しっつれいしましたー!えー今ですね、試験の真っ只中なわけですよ。それで思わずインテリっぽいことを口にしてしまった。ふっ。すまないね。ってゆうかっ、全然意味分からんねんかっ!おもんないねんかっ!頭痛いねんかっ!肩こんねんかっ!はあ…。ほんまにねえ、しんどいわ。まあ文句ばっか言ってても何も始まらないからもう止めよ。試験勉強ちゃうで、文句言うのをやで。間違えたらあかんで。

 そういうわけでですね、土龍は毎夜毎夜ファミレスでお勉強というものを営んでおりまする。え?なんでファミレスでやるかって?それがですねえ、そこに一人巨乳ちゃんがいるんですよ、じゃなくって(昨日の夜はほんとにいた。すげえモン持ってはった。)なんかね、図書館とかって空気張り詰めてるっしょ?あれが苦手なのよ。土龍は。家ではいろいろ誘惑するモンが多いしね。まあ、ええか。そんじゃあ、いきまっせ!1月18日のあの感動の『ネオサンシャイン』!あの興奮を再びプレゼントフォーユーだ!ほれ!ほれ!ほ〜ぅれぃ!

18:00
 15分オシ。メトロの玄関前にはもう既に人だかりが…。『今日はすごいぜ』『こんなバンドよく呼んだヨナ』『誰だよ?土龍って』なんて声が聞こえてくる…ようだ(笑)。実際は聞いてません。でも、ほんとに最初っから人多かったよ。

18:15
 オープン。人がなだれ込む。ちょっと大袈裟。真っ赤なジャケットに身を包んだ土龍はたくさんの知人に『なんじゃそりゃ?』と呆れられる。ちょっと寂しい。

18:40
 土龍ステージ上へ。登場テーマはバナナシェイクス『俺の花道』。人が多い。嬉しい。思い切りあおってみた。リアクションが素晴らしい。きょうはやっぱりすごいことになる。そう確信した土龍が祭りの火蓋を切って落とした…。

 いっきまっせー!

 最初はジャカランタン。いっきなりジャカランタン。変なテニスルックでも暴れるドラム志村に、転がりまわって身体全体で鼓動を奏でるベース中前、そして熱きギター熱き声の瀧井。既に震えが止まらない土龍。続いて東京からサンフラワー。やんわりポップ。やさしい音色に優しいメロディ。心地良い音の抜き方に軽快なリズム。ほっとする。なぜか小学校時代を思い出して、微笑みっぱなしの唄いっぱなしの土龍。

 お次は早くも伝家の宝刀サンプリング・サン。懐かしのあの曲『OH!サリー』からスタート、ドラム後藤のやらしい声に聞き惚れているうちに勢いを増してゆくライヴ。ギター矢野が吠える。この日も吠える、明日も吠えろ、ずっと吠えろ。21世紀は良いスタートダッシュを切れたようだ。にんまりの土龍。

 今回から参加の雅壱番館のDJゴローの時間を挟み、ステージに上がったのは、酒を片手に(この日は芋焼酎「久耀」)長谷川一志asラブラブスパーク。あんなこっといいな、でっきたらいいな♪的な歌。ドライヴいけたらな、天気が良かったらな、君と一緒に居れたらな。誰もが持ってる純粋なお願い。そんなテーマで唄ってる気がした土龍。

 そしてついに登場、イワジー、ハッチー、エンジーの仲良しひょうきん3人組によるヤングスキンズ。前にはファンが詰め寄せる。ラメの衣装に身を包み、三位一体のグルーヴを響かせる!踊らずに入られない、とは正にこのこと。特にベース、イワジー。あれだけ音数の多いラインを弾いて、踊って、唄えるとは!ハッチーもエンジーも大騒ぎなプレイながらも決める箇所は決める。ライヴ終了後、後ろから抱き付いてきたハッチーの頬にキスする土龍。汗でしょっぱい土龍。

 興奮冷め遣らぬうちに始まったのはステンレス。正直に言えば『〜っぽいよね』な意見もあるだろう。しかし、『うん。でも俺らこんなんやりたいねんか』的な良さがある。テクニックに裏付けられた説得力のある良さとでも言おうか。『LAUGH』を聴いた土龍はもうステンレスの虜。最後は侍、騒音寺。今にも破裂しそうな客のテンション、土龍のテンション。土龍が騒音寺のライヴの始まりを告げると、とんでもない程に歓声が上がる。最高のライヴ。前にも書いたが「カッコイイライヴ」という言葉は彼らのためにある。今回はそう言い切る土龍。

24:00
 ライヴ終了。DJゴローのセレクトによる音に合わせて客、出演者が混ざり合って楽しい時間、空間を共有する。なんて素敵なことだ。ふと見るとハッチーが頭の上に缶ビールを乗せて踊っている。吹き出す土龍。まねしようとして出来ない土龍。

25:00
 撤収。

 と、まあこんな風に楽しかったのよ。もう底抜けに!よっしゃ楽しかったこと思い出したら元気出てきた!勉強しようっと!それではまた来月。ドロンッ…。