矢野仁志 ガンダムと私

第二回

 なんでそんな時に再放送したのだろう。なんでかフラメンコ。多分何周年記念とかで訳のわからん汚れガンダムの新作(←見てもないのに決めつけとる。ああ……ヤバい……)の放映とかそんなのにかこつけて年末に当時の劇場版ファーストガンダム三本立てを一日一本ずつやってくれたんですよ(確か年末だったような気がする)。あーこりゃこりゃ。んふー懐かしいなァ、ぐらいの心持ちで見るはずだったのが、妙に、妙にグぐっときすぎるのです。きゅーん。ああ、なんだろう、この素晴らしさは。全てがいきる、輝く キラキラ。「こんなに嬉しいことはない……わかってくれるよね……ララァには何時でも会えるから……」Yes,my sweet Yes,my sweetest......

 怒ドオーん!! 水   が   出   た。

 目から流れると書いて涙と読む。おわわわわ(キン肉風)わわ…。凄いパワーを感じた。とてもとても感銘。幼児だった俺はガンダムの何を見ていたのだろうか。勿体無い。別に映像作品なので今この感動を憶えたのだからよいだろうに、とは思えなかった。知っていなかったのが口惜しい。

 自分は(大門風)心動かされるものに出会うとその出会ったあとが何とも複雑でぎこちない精神状態に陥る。おいおい……だから俺はどうすればいいのだ、本当にもう終わってしまったのか…(切ない)とか、責任とれよ!とか、なぜか突き放された印象を受け、どうしようもなく切なくなる。……んふっ!うまく言えんっ!  んおおお……  「ララァ、私を導いてくれ……ツウー(涙ね)」 メだパにっ!!

 ともかくも私はそれからというもの「びでお」を大層見まくることはもちろん、「がんだむ」に関係する色々なものを漁りまくるのだ。凄いからね。ガンダム関係の商品というものは。尋常じゃあない。アメリカでいうスターウォーズみたいなもんじゃああるまいか。スターウォーズも大好きだけどね。んふふふふ。

 そんでやはりプラモデルですよ。ガンプラ。最近また凄い再発で、これがかなりのグレードアップVer.なわけです。昔の不格好なモデル(これがまたくすぐられるのだが)とはほど遠く、普通に組み立てただけでもかなりの惚れ惚れエキスが噴出してしまいます。昔の(特に1/144)タイプのものはプラ板、パテ等多用しなければ、本物の(アニメだけど)シルエットはとてもじゃないけど出せないものでした。そこがまたなんとも。「本当……かわいかったよ……」(さて誰でしょう)

 いやいや世の中複雑になっているのか簡単になっているのか良くわからんですなあ。

 そんで復帰作品第一号!!やはりこれですよ!「ザクII」。いやはや、久し振りということもあってかなりのミスの繰り返しでした。色んな工程を忘れとるんですよ。道具はどバット買い揃えたのですがねぇ。まあまあ普通ですよ。フツウ(なんか言い訳がましくなっているな)。あまりコメントもありませぬ。今回はこれだけ。(ニュータイプレベル:ハヤト)

zaku1 zaku2
眼光鋭く。 復帰第一作目。
ザクIIの雄姿を正面から

 次回は少しニュータイプのカンを取り戻しつつ作り上げた作品の紹介をします(ってこのコーナーおもろいんかなぁ……)。

〜続く〜